2025/03/21

焦漆猪口













漆塗りの猪口です。
江戸後期から幕末頃の物と思います。

磁器の猪口をそのまま木工で再現した猪口。
高台が上底になっており再現度の高い作品だと感じました。
漆器は黒か朱色が多いのですがこちらは焦茶色。
顔料を混ぜた物でマットな質感がとても渋いです。

犬山の城下町から出てきた物で、シンプルですがこれは珍品でしょう。
漆器は磨くと艶が増すため育てる愉しみもありそうです。
前所有者さんが大切に使われたような経年の雰囲気も素晴らしい。
コレクションとしてもおすすめできるお品です。


※多少の漆剥がれはございます。
漆が浮いて剥がれた感じは無く磨かれて滑らかになっており、現状そこからポロポロと剥がれる感じはなさそうです。
その他、特筆すべき大きな疵などなく良いコンディションです。
古い時代の物ですので神経質な方はご購入をお控えください。


size
直径:約8.0cm
高さ:約6.5cm

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