太白焼膾皿【古繕い】

A 繕い大小5ヶ所あり 細かな貫入、柔らかな表情 B 繕い2ヶ所あり 貫入なし、焼き締まった表情 太白焼の膾皿です。 江戸後期頃の物と思います。 当時の民衆向けに造られた現代では雑器と呼ばれるお皿です。 今回手に入れた物は扇に草花、中央には帆船の図。 定番図柄ではありますがさらさ...

錫製覗き猪口

錫製の猪口です。 明治から大正頃の物でしょうか。 古い木箱に十客揃い。 保管状態がとても良かったのかほぼ未使用と思われるウブな状態です。 もう少し古手の物は薄造りで柔らかく凹みやすいですが、こちらは適度に重量感があり硬質。 このコンディションで出てくる事はなかなか無いように思いま...

緑釉徳利

緑釉徳利です。 江戸後期から明治頃の物と思います。 初見の物で産地不明。 前所有者のメモ書きには"織部釉瀬戸焼"との記載がありましたが、昭和の考察ですので正確ではありません。(信楽焼・布志名焼・小杉焼あたりが有力ですが見比べるとやはり違います) 緑釉としました...

珉平焼青釉花瓶

珉平焼の花瓶です。 底部に"JAPAN"と刻印があり明治末期から大正頃、海外輸出用に生産されていた物と思います。 食器類はよく目にしますが花瓶は数が少なく希少です。 ハッとするような発色の青釉と細かな貫入が特徴的。 流れた釉薬の濃淡がまるで深海のような景色を描...