銅製漏斗

銅製の漏斗です。 明治から昭和初期頃の物と思います。 銅といってもペラペラの銅板ではなくしっかりと硬度のある合金製。 指で弾くとまるでおりんのような振動が心地よいです。 全体的に緑青が吹き、重厚感と相俟ってまるで青銅器のような佇まい。 リズミカルに刻まれた槌目からはカンカンと音が...

錫製角徳利

錫製の角徳利です。 文久(1861年〜1864年)年号入りの箱に収まっていた物です。 お花見などに持ち出すお弁当箱セットの一部。 角型の木箱に収めるため合理的に造られた形は、現代にも通ずる”プロダクトデザイン”のようでとにかくかっこいい。 錫製品は古くから酒器として使われており、...

白釉仏花瓶

白釉仏花瓶です。 恐らく古い時代の中国の物でしょう。 大きくくびれた腰が好みの造形。 作家の作品感もありますがそこそこ古そうです。 なんだかルイスポールセンのテーブルランプみたいですね。 柔らかな白に荒く入った貫入、肩には青白く発色した部分があり見所となっています。 一輪挿しには...

薩摩焼獅子香炉

尾にある疵 薩摩焼の香炉です。 可愛らしい三ツ脚の香炉が好きで見つけてはセレクトしており、クラシックな佇まいですが色絵などの装飾がなく気に入りました。 獅子がちょこんと乗った蓋。 小さいですがしっかりと造形されており好感が持てます。 蓋付の香炉は灰が風で飛ばないため重宝します。 ...