統制螺旋茶碗








統制陶器の螺旋茶碗です。
高台内に"岐88"とあり、戦中(昭和15年〜21年頃)に造られた美濃の物と思います。

ぐるぐるっと勢いのある筆走りが特徴的。
同時期の茶碗と比較すると造りは薄く手馴染みも良い。
統制陶器の茶碗は各産地いろいろ見てきましたが、岐のマークはやはり質が高いように思います。

個人的には無地物が好みなのですが、真面目に造られた遊び心ある物にはやっぱり"トキメイテ"しまいます。
戦時中の大変な時代に産まれた物ではあるのですが、そんな事を考えず愉しんでお使い頂きたいとご紹介した一品です。


※特筆すべき疵などなく良いコンディションです。
古い時代の物ですので神経質な方はご購入をお控えください。


size
直径:約11.2cm
高台径:約4.3cm
高さ:約5.6cm

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