錫製覗き猪口












錫製の猪口です。
明治から大正頃の物でしょうか。

古い木箱に十客揃い。
保管状態がとても良かったのかほぼ未使用と思われるウブな状態です。
もう少し古手の物は薄造りで柔らかく凹みやすいですが、こちらは適度に重量感があり硬質。
このコンディションで出てくる事はなかなか無いように思います。

元から渋い質感の錫ももちろん好きなのですが、個人的には自分で使い込んで質感を育てていく方が好きだったりします。
木工品であれば質感を育てるのに数十年とかかってしまうのですが、錫であれば使い方次第でそれほど期間は要りません。

また"覗き猪口"としておりますが、古伊万里など焼き物の多くは元は調味料入れだったようですがこちらは酒器として造られた物と思います。
錫製品にはイオン効果・抗菌効果がありお酒がまろやかになると現代でも酒器として好まれています。

ピカピカの金属感と経年変化を愉しみつつ晩酌などに是非お使い頂きたいと思いご紹介した一品です。


※在庫10点ありそれぞれ若干の違いがございます。
全て特筆すべき疵や凹みなどなく良いコンディションですが、錫の経年が少し進んでいる物もございます。
在庫に限りがございますのでこちらで選ばせて頂くこと予めご了承ください。
古い時代の物ですので神経質な方はご購入をお控えください。


size
直径:約5.2cm
高さ:約5.6cm
高台径:約3.0cm

0 件のコメント:

コメントを投稿