硝子捕虫器









吹きガラス製の捕虫器です。
俗にいう"ハエ取り瓶"と呼ばれる昭和初期頃まで日常的に使われていた物です。

古道具屋や骨董市などでも時々見かけますが本品は少し雰囲気が異なります。
まず口造りが大きく違っており、良く見かける物は処理がされておらずギザギザの切りっぱなし。
正直触るのも怖くどんなに安くても仕入れません。
さらに扁平型の物が多い中、ふっくらとしつつもスラっとした形状も見逃せない造形です。

実は似たような雰囲気の物を扱うのは2点目で、コレクターによると西洋の物では?と言われた事もあり、もしかすると日本の物では無いのかもしれません。
現代でも復刻された物が販売されていますが造りも古くそういった物ではないです。
個人的にも20世紀初期頃の西洋製と思ってはいるのですが。

少しご説明が長くなってしまいましたが、ともあれ珍しい手の物です。
手造りのトロンとした硝子質を愉しみつつ花器やアロマポットとしてもおすすめの一品です。


※特筆すべき疵などなく良いコンディションです。
古い時代の物ですので神経質な方はご購入をお控えください。


size
直径:約15.1cm
口径:約3.0cm
高さ:約19.2cm

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