裏面にこのような漆剥がれがございます
古い時代でできた物で馴染んでいるように思います
小さな抽斗(ひきだし)です。
江戸期の物でしょうか。
加飾の美しさで知られる螺鈿細工ですが、こちらはまるで子供がお遊びで引っ付けたような無作為さ。
技巧で魅せるお品にももちろん魅力はありますが、この何とも言えない素朴な佇まいには心惹かれてしまいました。
日本の伝統文様である"七宝"もこのようにランダムな配置となると水玉のようにも見え、とても可愛らしく眺めてしまいます。
ユルさだけではなく漆の黒が効いており、全体をしっかりと引き締めているのも見逃せないポイント。
民藝館などに展示されていてもおかしくないように思いますが、手元に来たという事はまだ誰にも見つかっていないお品とも受け取れます。
小棚にスッと収まるサイズ感もよく、小物類の収納に是非使って頂きたいと思いご紹介した一品です。
※古い時代の物ですので神経質な方はご購入をお控えください。
size
最大幅:約10.5cm
奥行き:約17.9cm
高さ:約15.0cm
一段目高さ:約5.5cm 二段目高さ:約7.5cm
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