緑釉銀化壺













緑釉壺です。
漢代(古代中国)の物と思います。

多くは土中から発掘されるため状態もさまざま。
当時の青銅器を模したと言われている形で代用されていたとの説もあるようです。
こちらはまさに土中にあったような佇まい。
全体的に風化していますがそこから銀化した膚が覗いており、独特の鈍い輝きがとても美しい景色となっています。

底部には重ね焼きの痕である3つの脚。
物によっては無かったり擦り減ってしまっている物もありますが個人的には数ミリ浮いたように見えて好みです。
高額で取引されていた時代もあったようですが都市開発が進んだ地域などから多く出土したためとてもリーズナブルに落ち着いたよう。
個人的にはこんな価格で手に入るのが信じられない程に美しいと感じています。
"価格=価値"ではないと改めて気付かされたお品でもあります。
静かな佇まいで花器としてもそのままでも眺めてご愛用くださると嬉しいです。


※ガタつき無く安定しております。
花器とする場合は落としが必要です。
古いものですので神経質な方はご購入をお控えください。


size
直径:約14.4cm
開口部径:約5.5cm
高さ:約12.1cm

0 件のコメント:

コメントを投稿