白珉平茶器







急須蓋裏の小さなチップ





湯冷まし高台部のチップ











珉平焼の茶器セットです。
明治から大正頃の物と思います。

非常に珍しくなかなか見かけない白珉平。
きめ細かなミルクのような膚がとても美しく、清潔感と品のある白です。
今では使えない釉薬のためやはり現代の焼き物とは異なる雰囲気ですね。
煎茶碗は和製カフェオレボウルとも言えそうな雰囲気で、急須は少しぽってりとしたシルエットも可愛らしいです。
今回木箱に収まっていた為、湯冷ましがついているのが珍しい。
フランスアンティークにあるソーシエールのような形が初見で、湯冷ましのみ千鳥印が無い為言われなければわからないと思います。

専用箱には珉平焼としっかり墨書きされていますが後付けラベルには砥部焼と記載されており、情報のなかった時代には砥部焼淡黄磁と混同されていたのかもしれません。
個人的にはもっと評価されていても良さそうですが、それほどまでに白珉平というのは珍しいのかもしれませんね。
それぞれ単体でお使い頂くのも良さそうです。
資料としても貴重な物で、是非コレクションとしてもお選び頂ければ幸いです。


※未使用と思いますが煎茶碗は4客でもう1客あったのかもしれません。
湯冷まし以外の器全ての高台内に千鳥印があります。
急須の蓋裏1箇所に小さなチップ、湯冷ましの高台部2箇所にチップがありますが総じて良好な状態です。(Blog画像参照)
古い時代の物ですので神経質な方はご購入をお控えください。


size
急須
最大幅:約13.6cm(注ぎ口から持ち手まで)
胴部径:約10.2cm
開口部径:約5.7cm
高さ:約7.3cm(つまみ含む)
容量:約230ml(なみなみいっぱいまで)

煎茶碗
直径:約8.5cm
高台径:約4.2cm
高さ:約5.0cm
似たような雰囲気ですが手造りのためそれぞれ数ミリの違いはございます。

湯冷まし
最大幅:約14.3cm
高さ:約6.9cm

0 件のコメント:

コメントを投稿