木彫り金魚









尾ヒレ

背ビレ

底部亀裂
(乾燥しておりこれ以上の進行はなさそうです)




木彫りの金魚です。
明治から大正頃の造形作品でしょうか。

出目金とも言えないデフォルメされた表情。
イラストのようなトボけた顔は嫌味のない愛らしさです。
主張しすぎないヒレにも骨格があるかのような躍動感。
一定間隔でリズム良く彫られた鱗目からは職人気質であった事も伺えます。

恐らく架空の金魚と思いますが、バランス良く造形するにはある程度センスを要する作業です。
名も無き造り手の造形力溢れる秀逸作品です。


※尾ひれに古い時代の傷、底面に亀裂がございます。(Blog画像参照)
全体像では鑑賞に問題のある程度ではなく馴染んでいるとは思いますが、古い時代の物ですので神経質な方はご購入をお控えください。


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体長:約33.4cm
高さ:約11.4cm

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