左 無疵完品
右 錫繕い
貫通していないため側面は1箇所のみ
見込み2箇所の直し
九谷焼の白磁盃です。
幕末から明治頃の物と思います。
2点あり写真では同じような雰囲気に見えますが、並べると形状や釉薬の質感など表情が違います。
左は無疵完品。
キリッとした上品な白です。
右は製造時の窯疵を錫で繕いました。
ふわっと柔らかな白です。
輪花に釉薬が少し溜まりぷくっとしていて可愛らしい。
猪口としてもサイズ感よく、眺めながら愉しんで頂ければなと思います。
正直"九谷"の銘が無ければ別の窯と判断されていたと思います。
資料としても参考になり勉強になりました。
あまり見かけない表情で珍しい物と思います。
気に入った方は是非。
※1点のお品にあった窯疵2箇所を本漆・本錫を用いて繕っております。
通常使用については問題ございません。
使い込む事でさらに鈍い銀色に育ちます。
強く擦ると錫が剥げてしまいますので、メラミンスポンジやたわしなどのご使用はお控えください。
その他、特筆すべき疵や欠けなどなく良いコンディションです。
古い時代の物ですので神経質な方はご購入をお控えください。
size
左
直径：約4.9cm
高台径：約2.5cm
高さ：約4.9cm
右
直径：約5.0cm
高台径：約2.4cm
高さ：約4.5cm
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