鉈入れです。
裂き織りとしておりますが古布を縒った生地で江戸から明治頃の物と思います。
鉈入れと聞くと山葡萄やアケビなど蔓を使った物が一般的。
初見の物ですがこちらは恐らくお手製の物と思われるお品です。
やはり鉈入れですので芯に古布を巻き付けた丈夫な造り。
素朴ながら好い配色です。
佇まいから庭師もしくは武具の手甲などを参考にしたのではと勝手に思っていますがどうでしょうか。
いずれにせよ、当時の山師にこんな洒落た感覚を持った方がいた事に感動してしまいました。
ガラスの落としを入れて花器に転用しても、そのまま壁面にポツンと掛かっている姿も非常にかっこいいです。
※糸切れなどなく総じて良い状態と思います。
古い時代の物ですので神経質な方はご購入をお控えください。
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幅:約24.5×7.8cm
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