苗代川焼猪牙

















猪牙です。
19世紀頃の薩摩焼(苗代川焼)またはその周辺の物と思います。

正しくは"千代香"もしくは平仮名で"ちょか"または"ぢょか"などと呼ばれる小型の土瓶。
"猪牙"という表記は昭和の当て字ですが気に入ったのでこちらを使っています。
当時の焼酎や泡盛などを直火で暖めて使う酒器として流通していた物ですが、探すとそれほど多くはなく久しぶりに手に入れました。

コロンと胴部は丸く、ツンとした三ッ脚が可愛らしい形状。
ゆったりと長めに取られたオリジナル持ち手は古い鉄の質感で、まさに渋可愛いと言った表情です。

現代のコンロでは火力が強すぎるため直火となると七輪を使うなど工夫が必要ですが、冷酒用にも茶器として使うのも良さそう。
ちょかは洗わず酒の匂いと旨みを染み込ませていくのが基本らしいのですが、徳利とは違い内部が洗いやすく清潔にお使い頂けます。
土物ですが幸い欠けなども無くとても良い状態。
是非コレクションとしてもお選び頂ければ幸いです。


※特筆すべき疵や欠けなどなく良いコンディションです。
古いものですので神経質な方はご購入をお控えください。


size
高さ:約20.7cm(持ち手含む)
胴部径:約10.5cm
開口部:約5.3cm
容量:約500ml(なみなみいっぱいまで)

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