ジュラルミン製茶入


















ジュラルミン製(アルミ鋳物)の茶入れです。
昭和初期頃の物と思います。

戦闘機に使われていた材で主に代用品。
戦後に再利用したり余った材料を使っていたようで、当時のジュラルミン製品の現存数はそれほど多くはありません。
こちらは錫の代用品でしょうか。
大ぶりの茶入れは極少数見たことがあるのですが、このサイズはなかなか無いように思います。

まるで石のような荒々しい膚。
脈打つ血管のようなシワがたまらない質感です。
側面とは打って変わって綺麗に処理された接合部。
蓋がストンと綺麗に収まる良い造りにも好感が持てました。

お茶席用であればこの代用品ではウケが悪いような気がしており、数はそれほど造られていないのかなと見ています。
内部の状態も問題ないため珈琲豆などの保存にも良さそう。
花器に見立てて花を生けても面白いのかなと思います。


※強度のある物で凹みなどはございません。
古い時代の物ですので神経質な方はご購入をお控えください。


size
直径:約12.8cm
口径:約7.1cm
高さ:約12.0cm

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