緑釉花瓶【本漆繕い】













緑釉の花瓶です。
緑釉を使った作品は同時期に複数の産地で造られていたので正確な産地の特定には至りませんが、質感や底部の目跡・造りなどから明治頃の物と思います。

シンプルな造形の美しさ、ムラと深みのあるカラーに惹かれました。
底部から下部にかけて窯疵があり、水漏れはありませんでしたが念を入れて底部のみ繕いました。
下部は疵ではなくシワとなって伸びており景色として残してあります。

緑を下に持ってくることで茎や葉などと似た効果が得られ、どんな花とも相性が良さそう。
一輪投げ入れるだけでもとても花映えしそうです。
もちろん紅葉した枯れ枝などにも良く、一年通して使って頂けるお品と感じました。


※光の反射でやや明るく見えますが、深みのあるグリーンです。
Blog画像の寝かした写真が一番色味が近いです。
製造時にできた底部の窯疵を本漆を用いて繕っております。
漆を染み込ませるのみで仕上げており、表面からは見えないようになっています。
元より水漏れはなく花器として問題なくお使い頂けます。
その他、特筆すべき欠けや疵などなく良いコンディションです。
古い時代の物ですので神経質な方はご購入をお控えください。


size
直径:約14.2cm
穴径:約3.2cm
高さ:約21.0cm

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