鉄製行燈皿の残欠です。
江戸期の物と思います。
入手時に教えて頂いたのですが厳密には行燈皿を受ける皿との事です。
五角形(正確には五芒星)には魔除けの意味もあり、暗がりでの心の安寧を願って造られたのかなと想像しています。
エッジの効いた縁と、時の経過で風化し剥き出しとなった打出しの質感が良い景色。
枯れた姿がとても美しいと感じました。
壁面にも飾りやすく、日本の侘び寂びを感じる一種の作品として評価したい一品です。
※写真のように朽ちています。
打出しの鉄ですので軽さもありつつ硬いです。
ポロポロと落ちる錆がありましたが、ブラシで擦り取りましたので今の所安定しております。
当店ではマットな質感をそのまま残しておりますが、蜜蝋ワックスなどを塗るとさらに安定すると思います。
古い時代の物ですので神経質な方はご購入をお控えください。
size
最大幅:約36.5cm
深さ(厚み):約1.9cm
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