摺絵猪口です。
明治頃の物と思います。
獅子に牡丹図の猪口。
大きな括りで一般的に印判と呼ばれる物ですがこちらは型紙を使った摺り絵の技法で描かれています。
古来からある吉祥文様で迫力もあり、刺青などにも人気のあった図なのですがコミカルなタッチが可愛らしい。
散りばめられたドットは奥行き感を演出するためでしょうか。
良く見ると唐草はドットのみで描かれており当時の面白い表現力に感心してしまいました。
紙で摺るため長い線は描けず制限のある中から生まれたのかなと思いますが、こういった日本の古いデザインを見ていると現代の漫画やイラスト表現などのカルチャーへと繋がっていると感じます。
印判であればなんでも扱うという事は無く、気に入った物だけのセレクトです。
感覚的にこの図はあまり見かけない柄だと思います。
普段使いにも丁度良く、ご愛用頂ければなとご紹介致しました。
※在庫2点ありそれぞれ多少の個性があります。
大きな違いはありませんので点数に関わらずこちらで選ばせて頂きます事予めご了承ください。
特筆すべき欠けや疵などなく良いコンディションです。
古い時代の物ですので神経質な方はご購入をお控えください。
size
直径:約6.7cm
高台径:約4.2cm
高さ:約6.0cm
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