2024/11/15

備前焼瓢形徳利【錫繕い】











備前焼の徳利です。
江戸時代の物と思います。

古来より縁起物とされてきた瓢箪型。
ゆったりとした膨らみからキュッと細く括れた胴部のバランスが非常に良く優れた造形と感じます。
備前焼自体はそれほど好みの物はありませんが、この厳しくもモダンな造形には惹かれてしまいました。
口縁部の欠けは錫で繕い、金属の鈍い質感が良いアクセントとなりました。

そのまま徳利としてはもちろん花器としても良いサイズ感。
この瓢箪の形はどこか"抜け感"があり古くから愛されてきたのがわかります。
簡単に一輪挿してもサマになり、季節を問わず活躍してくれそうです。


※写真のような口縁部1箇所の欠けを本漆・本錫を用いて繕っております。
通常使用については問題ございません。
使い込む事でさらに鈍い銀色に育ちます。
強く擦ると錫が剥げてしまいますので、メラミンスポンジやたわしなどのご使用はお控えください。
その他、特筆すべき疵や欠けなどなく良いコンディションです。
古いものですので神経質な方はご購入をお控えください。


size
口径:約1.4cm
最大径:約9.7cm
高さ:約14.5cm

0 件のコメント:

コメントを投稿